コマフェス用限界ティムトラ 解説
2019年9月2日 Magic: The Gatheringコマフェスのレポを書いたノリと勢いで書きました。
前記事の試合内容とあわせてどうぞ。
今回コマフェスで使用した限界ティムトラのレシピはこちらです。
クリーチャー:20
《臓物の予見者/Viscera Seer》
《極楽鳥/Birds of Paradise》
《コーの遊牧民/Nomads en-Kor》
《死儀礼のシャーマン/Deathrite Shaman》
《不運な研究者/Hapless Researcher》
《貴族の教主/Noble Hierarch》
《セファリッドの幻術師/Cephalid Illusionist》
《金粉のドレイク/Gilded Drake》
《トリトンの英雄、トラシオス/Thrasios, Triton Hero》
《フェアリーの大群/Cloud of Faeries》
《堂々たる撤廃者/Grand Abolisher》
《レオニンの遺物囲い/Leonin Relic-Warder》
《花を手入れする者/Bloom Tender》
《瞬唱の魔道士/Snapcaster Mage》
《永遠の証人/Eternal Witness》
《織り手のティムナ/Tymna the Weaver》
《呪文探求者/Spellseeker》
《影武者/Body Double》
《目覚ましヒバリ/Reveillark》
《変幻の大男/Protean Hulk》
呪文:52
《否定の契約/Pact of Negation》
《精神的つまづき/Mental Misstep》
《召喚士の契約/Summoner’s Pact》
《自然の要求/Nature’s Claim》
《神秘の教示者/Mystical Tutor》
《俗世の教示者/Worldly Tutor》
《天使の嗜み/Angel’s Grace》
《暗黒の儀式/Dark Ritual》
《沈黙/Silence》
《悟りの教示者/Enlightened Tutor》
《悪魔の相談/Demonic Consultation》
《もみ消し/Stifle》
《吸血の教示者/Vampiric Tutor》
《エラダムリーの呼び声/Eladamri’s Call》
《閃光/Flash》
《計略縛り/Trickbind》
《リム=ドゥールの櫃/Lim-Dul’s Vault》
《記憶の旅/Memory’s Journey》
《対抗呪文/Counterspell》
《マナ吸収/Mana Drain》
《非実体化/Unsubstantiate》
《むかつき/Ad Nauseam》
《意志の力/Force of Will》
《狼狽の嵐/Flusterstorm》
《蒸気の連鎖/Chain of Vapor》
《再活性/Reanimate》
《陰謀団式療法/Cabal Therapy》
《伝国の玉璽/Imperial Seal》
《剣を鍬に/Swords to Plowshares》
《白鳥の歌/Swan Song》
《物語の終わり/Tale’s End》
《商人の巻物/Merchant Scroll》
《秘儀の否定/Arcane Denial》
《悪魔の意図/Diabolic Intent》
《サイクロンの裂け目/Cyclonic Rift》
《悪魔の教示者/Demonic Tutor》
《劇的な逆転/Dramatic Reversal》
《否定の力/Force of Negation》
《戦慄の復活/Dread Return》
《神秘の指導/Mystical Teachings》
《適者生存/Survival of the Fittest》
《金属モックス/Chrome Mox》
《魔力の墓所/Mana Crypt》
《水蓮の花びら/Lotus Petal》
《モックス・アンバー/Mox Amber》
《太陽の指輪/Sol Ring》
《等時の王笏/Isochron Scepter》
《威圧のタリスマン/Talisman of Dominance》
《発展のタリスマン/Talisman of Progress》
《好奇のタリスマン/Talisman of Curiosity》
《ディミーアの印鑑/Dimir Signet》
《時を解す者、テフェリー/Teferi, Time Raveler》
土地:28
《島/Island》
《血染めのぬかるみ/Bloodstained Mire》
《湿った墓/Watery Grave》
《繁殖池/Breeding Pool》
《草むした墓/Overgrown Tomb》
《溢れかえる岸辺/Flooded Strand》
《吹きさらしの荒野/Windswept Heath》
《樹木茂る山麓/Wooded Foothills》
《汚染された三角州/Polluted Delta》
《ファイレクシアの塔/Phyrexian Tower》
《乾燥台地/Arid Mesa》
《統率の塔/Command Tower》
《叢林/Scrubland》
《神聖なる泉/Hallowed Fountain》
《マナの合流点/Mana Confluence》
《沸騰する小湖/Scalding Tarn》
《真鍮の都/City of Brass》
《サバンナ/Savannah》
《熱帯の島/Tropical Island》
《ツンドラ/Tundra》
《バイユー/Bayou》
《湿地の干潟/Marsh Flats》
《地底海/Underground Sea》
《霧深い雨林/Misty Rainforest》
《新緑の地下墓地/Verdant Catacombs》
《禁忌の果樹園/Forbidden Orchard》
限界の理由にはお気づきいただけたでしょうか?理由は以前まで採用していた浅すぎた墓穴死儀礼ビームすら解雇してしまったのである。じゃあ勝ち筋はどこ?
勝ち筋はヒバリループでの無限マナと永遠の証人による呪文無限回収。インスタントタイミングのハルクフラッシュからであればサイクロンの裂け目から沈黙連打のち白鳥の歌連打で勝てるでしょう。そもそもターンが帰ってくれば殴らなくても陰謀団式療法で対戦相手のハンドを全部落とし毎ターン沈黙で相手がライブラリーアウトするまで待てます(自分は記憶の旅でライブリー修復する)。
自ターンにセファリッドブレックファーストが決まった場合はライブラリーを2か1まで削ったのち戦慄の復活で影武者をヒバリとしてリアニメイトし、陰謀団式療法でサクることでヒバリループに派生し勝てます。
お気づきでしょうか?そう、結局はヒバリループに派生するためそのパーツ(ヒバリ、影武者、臓物の予見者、永遠の証人、フェアリーの大群、レオニンの遺物囲い)が飛ぶと途端にハルクフラッシュしても勝てなくなるのだ。インスタントタイミングでない場合はフェアリーの大群がいなくても永遠の証人から0マナファクトなど回収し逆転棒から無限マナを出すことで勝てます。
逆転棒が出てきたところで逆転棒での勝ち筋を紹介しましょう。3マナ以上土地以外で出る状態で劇的な逆転を等時の王笏に刻印することで無限マナがでるのはみなさんご存じ。UGが出るかすでにトラシオスがいるならデッキが引き切れます。もうお気づきの方も多いと思いますがデッキを引き切ればいつものヒバリループに入れます。この場合はもはやフェアリーの大群はいらないのでフェアリーの大群だけが飛んでしまった場合でも安心です。ではハルクフラッシュの影武者ヒバリまで出したうえでフェアリーの忌み者などの墓地対策で予見者+ヒバリが抜かれてしまった場合はどうするか。悪魔の意図をサクリ台にして永遠の証人を墓地におとして記憶の旅でライブリーに戻してください。これにより記憶の旅を永遠の証人で回収して悪魔の意図と永遠の証人+αで戻せるの呪文は回収し放題。白鳥の歌から無限トークンを出しサイクロンとセラピーでお掃除して1ターン耐えましょう。無限マナはインスタントタイミング出るので自ターン終了時に永遠の証人とフラッシュを手札に回収しておいて残りの手札とライブラリー3枚とインスタント証人から記憶の旅回収でさらに3枚スペルを回収できるので多分生きれるでしょう。嗜みを混ぜておけば最後にライブラリーを引き切っても自ターンアップキープに撃てばライブラリーからで白鳥アタックで勝てるはず。
ここまでの勝ち筋は全てが永遠の証人に依存しているので永遠の証人が追放された時点で詰みです。そんなときはどうするか。仮にヒバリループで証人のみとんだ場合は簡単な解決法がある。自ターンで無限マナが出ればトラシオスで引き切れるので記憶の旅でライブラリーを修復すればスペルを使いまわせる。しかし証人がいなければ3枚追加で回収できるだけだ。では等時の王笏に刻印すればどうだろう。劇的な逆転を回収すれば等時の王笏をアンタップできるので劇的な逆転+2枚を回収し続けられる。臓物の予見者とヒバリ、影武者がいればサクり続けることで常にライブラリーを操作可能である。予見者のみであればジェネラルをサクり続けて確実に逆転をトップに持ってこれるのでライブラリーを全修復したのち次の相手ターンで全部引くことで3人のドロー1枚を耐えるしかない(理論上無限に試行を続ければトップに逆転が来続ける可能性はあるが)。
逆転棒を決めたが永遠の証人はいるけど臓物の予見者と悪魔の意図が消えた。そんなときは時を解す者、テフェリーの出番だ。トラシオスの効果でライブラリー中の土地が出せるので蒸気の連鎖で永遠の証人とテフェリーを回収。永遠の証人で記憶の旅を回収、記憶の旅でライブラリーに蒸気の連鎖と土地を含む3枚を戻す。テフェリーで証人を回収、証人で記憶の旅を回収。トラシオスで蒸気の連鎖と土地を戻し追加のスペルを回収(テフェリーの起動時にライブラリーを引ききってしまう可能生があるので嗜んでおいてください)。以上でループ完成である。
本当に限界な勝ち筋は逆転棒から無限を決めたのち各ライブラリー内スペル1回ずつで相手に干渉したのち死儀礼の召喚酔いが解けるまで1周耐えるである。
以上のことからセファリッドブレックファーストを決める時や逆転棒からトラシオスを決める時は常に全部落としたり引いてしまっていいか考えてから回数を指定すべきである。特に回収できない逆転棒無限マナのパターンではライブラリーに残っているカードの枚数すなわち1ターン耐える力である。また、悪魔の意図サクリ台やドローステップセラピーなどはテフェリーの登場によりインスタントタイミングで使用できるようになったので理論上はほとんどの場合で1ターン耐えられないことはないのでこの構築となった。
追加の勝ち手段
むかつき+嗜み
どうしても妨害置物が多すぎてめちゃくちゃグダッたら上にハルクフラッシュなんて絶対決まらない。そう思える時用。ライフがマイナスになったらジェネラルにソープロでも撃って回復してからターンを回せばオールOK。
コマフェスの自分のメタ予想では青系が多く打ち消し合戦になることが予想されたので打ち消しが増量された。このとき増量した打ち消しは対抗呪文と秘儀の否定などのクリーチャーも打ち消せるものを選んだこれは主にギトラグと呪文探求者を打ち消すためである。呪文探求者イナーラは1枚コンボであり速度に非常に安定感がある。さらにスペル打ち消し系では釣り竿やサクりスペルが1枚余計にあるだけで復帰できる。というのは建て前で呪文探求者自体がブラフでパーツ自体が揃っていて1回目のサーチで青パクトなどのコンボを通す打ち消しが持ってこられることがあるので事前に呪文探求者自体を打ち消すことがベストである。呪文探求者が墓地に落ちるとリアニでの奪い合いが発生するがゲームが終わるよりましである。次に試用せずに当日入れたのは否定の力である。これはフルタップせざるを得ない1,2ターン目に着地する可能性のあるアショク対策が主になる。ここまで読んでいただければアショクでトップから追放されるカードに致命的なものが多すぎることがお分かりいただけるはず。また否定の力は追放であるので呪文探求者イナーラの回収しなければいけないスペルを打ち消せば追放できるので1枚で止められる可能性が高い。
今回の調整は呪文探求者イナーラという天敵が多いことが予想されたので後ろ向きな負けないカードの採用が多くなった。いわゆる高tierのデッキのみが集まるとコンボの安定性の高さからイナーラは勝ちやすくなる。一方で対応力としてはティムトラの方があるのでメタ外のデッキがローグとして大会にいても勝ちやすい。そこの兼ね合いから打ち消しの増量となった。
結果としては呪文探求者イナーラ使用者はそれなりにいたようである。一方、優勝したゴロスは無色でキャストできるかつ無限マナのはけ口かつファイレクシアの塔や母聖樹などが確定にジェネラル領域においてあるのと同義のジェネラルである。ゴロスはティムトラとイナーラの言わばいいところどりをしたジェネラルなのかもしれない。今後のEDHのメタの変遷が気になるばかりである。
前記事の試合内容とあわせてどうぞ。
今回コマフェスで使用した限界ティムトラのレシピはこちらです。
クリーチャー:20
《臓物の予見者/Viscera Seer》
《極楽鳥/Birds of Paradise》
《コーの遊牧民/Nomads en-Kor》
《死儀礼のシャーマン/Deathrite Shaman》
《不運な研究者/Hapless Researcher》
《貴族の教主/Noble Hierarch》
《セファリッドの幻術師/Cephalid Illusionist》
《金粉のドレイク/Gilded Drake》
《トリトンの英雄、トラシオス/Thrasios, Triton Hero》
《フェアリーの大群/Cloud of Faeries》
《堂々たる撤廃者/Grand Abolisher》
《レオニンの遺物囲い/Leonin Relic-Warder》
《花を手入れする者/Bloom Tender》
《瞬唱の魔道士/Snapcaster Mage》
《永遠の証人/Eternal Witness》
《織り手のティムナ/Tymna the Weaver》
《呪文探求者/Spellseeker》
《影武者/Body Double》
《目覚ましヒバリ/Reveillark》
《変幻の大男/Protean Hulk》
呪文:52
《否定の契約/Pact of Negation》
《精神的つまづき/Mental Misstep》
《召喚士の契約/Summoner’s Pact》
《自然の要求/Nature’s Claim》
《神秘の教示者/Mystical Tutor》
《俗世の教示者/Worldly Tutor》
《天使の嗜み/Angel’s Grace》
《暗黒の儀式/Dark Ritual》
《沈黙/Silence》
《悟りの教示者/Enlightened Tutor》
《悪魔の相談/Demonic Consultation》
《もみ消し/Stifle》
《吸血の教示者/Vampiric Tutor》
《エラダムリーの呼び声/Eladamri’s Call》
《閃光/Flash》
《計略縛り/Trickbind》
《リム=ドゥールの櫃/Lim-Dul’s Vault》
《記憶の旅/Memory’s Journey》
《対抗呪文/Counterspell》
《マナ吸収/Mana Drain》
《非実体化/Unsubstantiate》
《むかつき/Ad Nauseam》
《意志の力/Force of Will》
《狼狽の嵐/Flusterstorm》
《蒸気の連鎖/Chain of Vapor》
《再活性/Reanimate》
《陰謀団式療法/Cabal Therapy》
《伝国の玉璽/Imperial Seal》
《剣を鍬に/Swords to Plowshares》
《白鳥の歌/Swan Song》
《物語の終わり/Tale’s End》
《商人の巻物/Merchant Scroll》
《秘儀の否定/Arcane Denial》
《悪魔の意図/Diabolic Intent》
《サイクロンの裂け目/Cyclonic Rift》
《悪魔の教示者/Demonic Tutor》
《劇的な逆転/Dramatic Reversal》
《否定の力/Force of Negation》
《戦慄の復活/Dread Return》
《神秘の指導/Mystical Teachings》
《適者生存/Survival of the Fittest》
《金属モックス/Chrome Mox》
《魔力の墓所/Mana Crypt》
《水蓮の花びら/Lotus Petal》
《モックス・アンバー/Mox Amber》
《太陽の指輪/Sol Ring》
《等時の王笏/Isochron Scepter》
《威圧のタリスマン/Talisman of Dominance》
《発展のタリスマン/Talisman of Progress》
《好奇のタリスマン/Talisman of Curiosity》
《ディミーアの印鑑/Dimir Signet》
《時を解す者、テフェリー/Teferi, Time Raveler》
土地:28
《島/Island》
《血染めのぬかるみ/Bloodstained Mire》
《湿った墓/Watery Grave》
《繁殖池/Breeding Pool》
《草むした墓/Overgrown Tomb》
《溢れかえる岸辺/Flooded Strand》
《吹きさらしの荒野/Windswept Heath》
《樹木茂る山麓/Wooded Foothills》
《汚染された三角州/Polluted Delta》
《ファイレクシアの塔/Phyrexian Tower》
《乾燥台地/Arid Mesa》
《統率の塔/Command Tower》
《叢林/Scrubland》
《神聖なる泉/Hallowed Fountain》
《マナの合流点/Mana Confluence》
《沸騰する小湖/Scalding Tarn》
《真鍮の都/City of Brass》
《サバンナ/Savannah》
《熱帯の島/Tropical Island》
《ツンドラ/Tundra》
《バイユー/Bayou》
《湿地の干潟/Marsh Flats》
《地底海/Underground Sea》
《霧深い雨林/Misty Rainforest》
《新緑の地下墓地/Verdant Catacombs》
《禁忌の果樹園/Forbidden Orchard》
限界の理由にはお気づきいただけたでしょうか?理由は以前まで採用していた浅すぎた墓穴死儀礼ビームすら解雇してしまったのである。じゃあ勝ち筋はどこ?
勝ち筋はヒバリループでの無限マナと永遠の証人による呪文無限回収。インスタントタイミングのハルクフラッシュからであればサイクロンの裂け目から沈黙連打のち白鳥の歌連打で勝てるでしょう。そもそもターンが帰ってくれば殴らなくても陰謀団式療法で対戦相手のハンドを全部落とし毎ターン沈黙で相手がライブラリーアウトするまで待てます(自分は記憶の旅でライブリー修復する)。
自ターンにセファリッドブレックファーストが決まった場合はライブラリーを2か1まで削ったのち戦慄の復活で影武者をヒバリとしてリアニメイトし、陰謀団式療法でサクることでヒバリループに派生し勝てます。
お気づきでしょうか?そう、結局はヒバリループに派生するためそのパーツ(ヒバリ、影武者、臓物の予見者、永遠の証人、フェアリーの大群、レオニンの遺物囲い)が飛ぶと途端にハルクフラッシュしても勝てなくなるのだ。インスタントタイミングでない場合はフェアリーの大群がいなくても永遠の証人から0マナファクトなど回収し逆転棒から無限マナを出すことで勝てます。
逆転棒が出てきたところで逆転棒での勝ち筋を紹介しましょう。3マナ以上土地以外で出る状態で劇的な逆転を等時の王笏に刻印することで無限マナがでるのはみなさんご存じ。UGが出るかすでにトラシオスがいるならデッキが引き切れます。もうお気づきの方も多いと思いますがデッキを引き切ればいつものヒバリループに入れます。この場合はもはやフェアリーの大群はいらないのでフェアリーの大群だけが飛んでしまった場合でも安心です。ではハルクフラッシュの影武者ヒバリまで出したうえでフェアリーの忌み者などの墓地対策で予見者+ヒバリが抜かれてしまった場合はどうするか。悪魔の意図をサクリ台にして永遠の証人を墓地におとして記憶の旅でライブリーに戻してください。これにより記憶の旅を永遠の証人で回収して悪魔の意図と永遠の証人+αで戻せるの呪文は回収し放題。白鳥の歌から無限トークンを出しサイクロンとセラピーでお掃除して1ターン耐えましょう。無限マナはインスタントタイミング出るので自ターン終了時に永遠の証人とフラッシュを手札に回収しておいて残りの手札とライブラリー3枚とインスタント証人から記憶の旅回収でさらに3枚スペルを回収できるので多分生きれるでしょう。嗜みを混ぜておけば最後にライブラリーを引き切っても自ターンアップキープに撃てばライブラリーからで白鳥アタックで勝てるはず。
ここまでの勝ち筋は全てが永遠の証人に依存しているので永遠の証人が追放された時点で詰みです。そんなときはどうするか。仮にヒバリループで証人のみとんだ場合は簡単な解決法がある。自ターンで無限マナが出ればトラシオスで引き切れるので記憶の旅でライブラリーを修復すればスペルを使いまわせる。しかし証人がいなければ3枚追加で回収できるだけだ。では等時の王笏に刻印すればどうだろう。劇的な逆転を回収すれば等時の王笏をアンタップできるので劇的な逆転+2枚を回収し続けられる。臓物の予見者とヒバリ、影武者がいればサクり続けることで常にライブラリーを操作可能である。予見者のみであればジェネラルをサクり続けて確実に逆転をトップに持ってこれるのでライブラリーを全修復したのち次の相手ターンで全部引くことで3人のドロー1枚を耐えるしかない(理論上無限に試行を続ければトップに逆転が来続ける可能性はあるが)。
逆転棒を決めたが永遠の証人はいるけど臓物の予見者と悪魔の意図が消えた。そんなときは時を解す者、テフェリーの出番だ。トラシオスの効果でライブラリー中の土地が出せるので蒸気の連鎖で永遠の証人とテフェリーを回収。永遠の証人で記憶の旅を回収、記憶の旅でライブラリーに蒸気の連鎖と土地を含む3枚を戻す。テフェリーで証人を回収、証人で記憶の旅を回収。トラシオスで蒸気の連鎖と土地を戻し追加のスペルを回収(テフェリーの起動時にライブラリーを引ききってしまう可能生があるので嗜んでおいてください)。以上でループ完成である。
本当に限界な勝ち筋は逆転棒から無限を決めたのち各ライブラリー内スペル1回ずつで相手に干渉したのち死儀礼の召喚酔いが解けるまで1周耐えるである。
以上のことからセファリッドブレックファーストを決める時や逆転棒からトラシオスを決める時は常に全部落としたり引いてしまっていいか考えてから回数を指定すべきである。特に回収できない逆転棒無限マナのパターンではライブラリーに残っているカードの枚数すなわち1ターン耐える力である。また、悪魔の意図サクリ台やドローステップセラピーなどはテフェリーの登場によりインスタントタイミングで使用できるようになったので理論上はほとんどの場合で1ターン耐えられないことはないのでこの構築となった。
追加の勝ち手段
むかつき+嗜み
どうしても妨害置物が多すぎてめちゃくちゃグダッたら上にハルクフラッシュなんて絶対決まらない。そう思える時用。ライフがマイナスになったらジェネラルにソープロでも撃って回復してからターンを回せばオールOK。
コマフェスの自分のメタ予想では青系が多く打ち消し合戦になることが予想されたので打ち消しが増量された。このとき増量した打ち消しは対抗呪文と秘儀の否定などのクリーチャーも打ち消せるものを選んだこれは主にギトラグと呪文探求者を打ち消すためである。呪文探求者イナーラは1枚コンボであり速度に非常に安定感がある。さらにスペル打ち消し系では釣り竿やサクりスペルが1枚余計にあるだけで復帰できる。というのは建て前で呪文探求者自体がブラフでパーツ自体が揃っていて1回目のサーチで青パクトなどのコンボを通す打ち消しが持ってこられることがあるので事前に呪文探求者自体を打ち消すことがベストである。呪文探求者が墓地に落ちるとリアニでの奪い合いが発生するがゲームが終わるよりましである。次に試用せずに当日入れたのは否定の力である。これはフルタップせざるを得ない1,2ターン目に着地する可能性のあるアショク対策が主になる。ここまで読んでいただければアショクでトップから追放されるカードに致命的なものが多すぎることがお分かりいただけるはず。また否定の力は追放であるので呪文探求者イナーラの回収しなければいけないスペルを打ち消せば追放できるので1枚で止められる可能性が高い。
今回の調整は呪文探求者イナーラという天敵が多いことが予想されたので後ろ向きな負けないカードの採用が多くなった。いわゆる高tierのデッキのみが集まるとコンボの安定性の高さからイナーラは勝ちやすくなる。一方で対応力としてはティムトラの方があるのでメタ外のデッキがローグとして大会にいても勝ちやすい。そこの兼ね合いから打ち消しの増量となった。
結果としては呪文探求者イナーラ使用者はそれなりにいたようである。一方、優勝したゴロスは無色でキャストできるかつ無限マナのはけ口かつファイレクシアの塔や母聖樹などが確定にジェネラル領域においてあるのと同義のジェネラルである。ゴロスはティムトラとイナーラの言わばいいところどりをしたジェネラルなのかもしれない。今後のEDHのメタの変遷が気になるばかりである。
コメント